++ダガーEnd++










ジタンさんがクジャさんの元に行ってからあっという間に2年がたちました。
(何クポこの略は!?byクポ/しょうがねぇだろ書き出しって一番書きづらいんだから!
 本番(?)始まってるんだから喋るな!by空)
ダガー:ああ・・・もうジタンを最後に見てから2年もたってしまった・・・。
自分の部屋でダガーさんが悲劇のヒロインになりきってます。
ダガー:あの輝く瞳!流れるような金髪!可愛らしい尻尾!ああっジタンあなたはどこにいるの・・?
    私、あなたがいないと狂ってバハムート暴走させてしまいそう・・。
綺麗な回想の中に地獄絵図を入れないでください。とツッコみたいところですね。
我らが女王様は国の被害よりジタンさんの被害ばかり考えているようです。
ダガー:私がバハムートを暴走させたってジタンは帰ってこないかもしれない・・。
    わかってる!わかってるわ!でもどうしたらこの狂いを止められるの!?
    ジタン・・・・お願い帰ってきてよ・・・・・・。
    結婚した早々独り身なんて絶対嫌よーー!
前半は(ダガーさんにしては)マシな言葉ですが後半になると、
前ならビビさんやエーコさんあたりが「いつお前が結婚した」とか言いそうですね。確かにそうですね。
ダガー:あらっナレーターさんてば失礼ね。私とジタンはコンデヤ・パタで結婚してるのー。
いやそれは聖域を通るために仕方なくやったことでホントの結婚じゃ・・、
ダガー:ジタンと私の仲にケチつけるわけ?
いやそうでなく・・(ギロリ)ヒィィわかりましたごめんなさい!!!
ダガー:ジタン・・・あなたがいなくなってから私には汚い男共がしこたまよってくるのよ・・。
汚いのはあなたも同じじゃ・・(ギロリ)うひぃぃぃ何も言ってません!!
ダガー:みんな私の体が目当てなのかしら?まったく、そうはさせないわ!
    私の体は一生涯ジタンのものなんだから!
いや目当ては多分あなたの国と名誉で、
そしてジタンさんのほうはそんなものもらっても嬉しくないんじゃ・・(メガフレア直撃)ギャアアァア!!!
ダガー:何?何?あなた、そこまで私を侮辱したいの?
    エスト・ガザに単身赴任させるわよ?
ヒィィ勘弁してください自分には妻と幼い子供がー!!
ダガー:ウソ言うな。本当に行きたい?あの極寒の地でアイスでも作らせましょうか?
・・・・・はい、ごめんなさい。ウソです・・。
(メガフレア並の睨み)ウヒィちゃんとやります!
ガーネット様はジタン様に一番似合うお方でありますはいぃぃ!!!
ダガー:わかりゃーいいのよっ。ああっ、ジタン助けて!
    私こんなナレーターが四六時中一緒にいたら本当に狂っちゃうよ!!
    私を茨の中から助け出してジタン〜〜!そして優しい口付けを・・・、
    いやねぇ何考えてるの私ったら!はしたないわガーネット!
・・・なんかもう帰りたくなってきました・・。(自分もこの人と一緒にいたら狂ってしまう・・。)
ダガー:あら、何か御気に召さなかったかしらぁ〜〜???(アーク用意)
ななななな何でもないですぅぅ!!(ほぼ脅しだ〜!!)
はっ、ベアトリクスさんが来たようですよ。
ダガー:えっ、コカトリス?
違いますよ・・ベアトリクスさんです。あなたを迎えに来たんじゃないかと・・。
ダガー:コカトリスに迎えられるなんて嫌だわ・・・コカトリスのお嫁になれとか?
    うわ〜〜考えただけで鳥肌立っちゃうわ!
いやベアトリクスなんですけど・・・聞いてないですなこの人。
ベアトリクス:失礼します、ガーネット・・・様。
ダガー:あらっ、コカトリス。何か用?
コカトリスじゃなくてベアトリクスですよダガーさん!!(汗)
というかベアトリクスさんのほうも『様』付けするのに戸惑ったような・・?
ここまで信頼性というものがない上下関係というのも珍しいですね。
ベアトリクス:(このアマ・・・・!)ふふっ・・面白い冗談ですわね。
       (ぜってぇ冗談じゃないわよこいつ!!)でも私はベアトリクスですよ。
ダガー:あっそうそう、ベアトリクスだったわねぇ〜・・。(こんなのいたっけ・・?)
    で、何の用かしら?コカ・・・いえ、ベアトリクス。
何だか怖いですね。2人の間に何か無言のオーラが(汗)
これはFFCCで例えると『これ以上進めない瘴気ストリーム』ってとこですね。
ベアトリクスさんのこめかみが痙攣してますけど、大丈夫でしょうか?
ダガーさんは悪気なさそうですけどね。(悪戯心は大有りのようですが)
ベアトリクス:(いつか絶対に下剋上してやる!)もうすぐタンタラスの劇が開幕しますわ・・。
       ガーネット・・様もご自分の生誕日の劇なのですから、出席しませんと。
ダガー:あーあ。そうだったわねぇ・・(チッ、めんどくさいわね・・)
    ジタンのいないタンタラスなんてつまらないわ・・。
    でも仕方ないわね、行くわ。
けだるそうですね、ダガーさん。誰が見ても明らかですよ。
顔が『ジタンのいないタンタラスなんて中身のない果物』って言いたそうです。
・・何だかわかりにくい例えですね。要するに『華がない』ってことでしょうね。
そしてまたもベアトリクスさんのほうは『様』付けに戸惑ってますね。
よくもまあこれでアレクサンドリアが崩壊しないですね・・。



スタイナー:姫様ぁぁぁああ!
ダガー:げっ!!
ダガーさんが外に出るとものすごい形相でスタイナーさんが来ています。ダガーさん、思わず後ずさり。
ジタンさんがいなくなって嬉しがっているのはスタイナーさんぐらいですね。
ダガーさんがジタンさんがいなくなってから、あまり召喚もしなくなったんです。
召喚していたのもジタンさんへの愛のアピールだったんでしょうか?無理がありそうですが。
・・といえいえ、回想している場合じゃなかったですね、
くうちゃん(おい・・by空)がダガーさんを助けるように書くつもりらしいですから、
そうしますね。
スタイナー:姫様!今宵の劇はぜひ自分の隣でご観賞を・・!
ダガー:絶対に嫌よーーー!!
スタイナーさんが叫ぶ目の前で真っ青になりながらダガーさんが言います。
ダガーさんピーンチ!!(危機感ゼロな言い方するな!by空/いや命令しているのは空クポ・・byクポ)


ガスッ!!


とそこへ天の助が!(ボーボボファンにしかわかんないなこれby空)
・・・って言うか天の助けが!くうちゃん(その呼び方ヤメロby空)打ち間違えないでくださいよ!

ダガー:(・・もしかしたらっ・・。)

ダガーさん、甘い希望を抱きます。目の前には抱きつくのを止められたスタイナーさん。
それを止めたのは・・やはり・・・・。
ベアトリクス:スタイナーーーっvVvvVVvV会いたかったわ〜〜vvVVvV
・・残念っ!!ベアトリクスさんでした。ダガーさん拍子抜け。
甘く淡い希望は儚く崩れてしまいました。
スタイナー:ベッベッベッベアトリクスッ!?
ベアトリクス:照れなくてもいいのよスタイナーvVvvVV
       私に会うためにきたなんてこと、わかりきっていることですわっVvvVvV
スタイナーさんは冷や汗がとってもすごいです。
それにしてもあの剣圧を受け止めるなんて、さすがベアトリクスさんっ。
愛の力は偉大ですね。・・・何だかすごい勘違いしていますが。
ダガー:(・・・今のうちだわ!)
そしてダガーさんこそこそと逃げました。ああ・・女王様なのに・・。
ダガー:うるさいわねぇっ、黙っててよっ。
・・ごめんなさいです。スタイナーさんはベアトリクスさんに捕まってしまって動けないようです。
きっと当分動けないでしょうね。何にしろ助かりましたね。
ダガー:(このまま一気に向かいましょう・・。)
ああ・・ドレスのまま走るなんて・・動きにくくないですか?
ダガー:小説だから動きにくいなんてわかりゃしないわ!
・・そりゃくうちゃんが考えていることじゃないですか・・。(悪かったなby空)
そして道の真ん中になんか全身マントで覆った人がいますね。誰かわからないです。
もちろんダガーさんは、
ダガー:邪魔よっ!


どんっ!!


?:いってぇ!
・・突き飛ばしました。その後謝りもせず、見向きもせずにそのままダガーさん突っ切りました。
いやいや酷い人ですね・・。
ダガー:うるさいわね・・エスト・ガザでアイスを作りたいのかしら?
ぎゃああっ嘘です!!・・それにしてもさっきの声、何か気になりましたね。
ダガー:そうかしら?いいわっ、あんな汚いマント着て・・。後で消毒しなくっちゃ。
・・何気に酷いこといってますね。こういうのを『差別』って言うんでしょうね。
さて、そうこうしている間につきましたよ。

ダガー:間に合ったわ・・。

ぜぇぜぇ言いながら座るから、侍女たちが驚いてますよ。
でも、劇はこれから始まるようですね。
いつもどおりバクーさんが演説をしています。




中略(えぇぇっ!!??)




ダガー:あら?
あれっ、舞台の真ん中にさっきのマントの人がいますよ。
劇団員の人だったんですね。
ダガー:あの低レベルな連中だったのね・・。
    なら突き飛ばしたこと後悔しなくてもいいわね。
もともと後悔しそうな性格じゃない・・といいたいところですが、
殺されそうなのでやめておきます。
マントの人、何であんなに正体を隠したがるんでしょうね。いったい誰なんでしょうか?
ダガー:シナあたりじゃないかしら?顔ブサイクだしね。
・・本当に酷いですね。でも一理ありそうです。
でもおかしいですね・・さっきシナさんいたはずなのに・・。さてはて。

シナ(勝手にそう思っている):・・・約束の時間はとうに過ぎたというのに、コーネリアは来ない・・・。
とっても切なげな声です。・・って言うか、隣にシナさんいるんですけど・・。
ダガー:きっと一人二役なのよ。
・・そんな無茶なことをタンタラスでもやるんですかね・・。
でも腹話術じゃないんですから、無理だと思うんですが。
シナ(これは本当):そろそろ船の出る時間だ・・・。
やっぱり下っ端でもタンタラス(お前も酷いぞby空)、戸惑うような難しい表現もばっちりですね。
シナ(これは本当):・・・あんただけ船に乗れば、ブランクの言った通り、
         ふたつの国は平和になるかもしれない・・・どうする、マーカス?
あっそうだ、マーカスさんじゃないですか?あれは。
ダガー:それもあったわね・・。忘れてたわ。
マーカスさんの存在ってそんなに薄いものでしょうか・・?
さっきも出ていたと思うんですけど。
マーカス/まだシナ説を捨てていないらしい):・・・あの人はオレがいなければ生きていけぬと言った・・・。
ダガー:(私はジタンがいなければ生きていけない・・それはジタンも同じよ・・。)
マーカスさんがつぶやきます。そしてダガーさんも感傷に浸ります。
・・・何かものすごい自惚れがあるような気がするんですが・・。
ダガー:何か言った?(バハムート用意)
いえなんでもないです・・・!!!城の中ではやめてくださいよ・・。
月が消えて、東の空が明るみ、鳥が羽ばたき始めます。
さすがタンタラス、こういうところにもこっているんですね〜。
ダガー:安あがりよっ。私だったらもっとすごいものができるわ。
・・・・・。
マーカス(仮):・・・東の空が明るくなった・・・。太陽は我らを祝福してくれなかったか・・・。
力弱くマーカスさんが首を振ります。ダガーさんも合わせて振っています。
どうやらダガーさんは劇の台詞に自分とジタンさんを重ねているんでしょうね。
マーカス(仮):・・・私達は、あの鳥のように自由に翼を広げることすら出来ないのか・・・。
ダガー:(そうよ、私だってそうだわ・・。)
いやダガーさんなら今すぐにバハムートの翼を広げさせられると思うんですが。
そこは感傷に浸っているのでタブーらしいです。
シナ(本物);・・・マーカス・・・これ以上は待てないぞ。・・出航だ!
そしてシナさんが舞台から去ります。マーカスさん1人が取り残されます。
1人空を見上げる姿は寂しげです。そして儚いです。
マーカス(仮):・・・私は裏切られたのか?・・・いいや、コーネリア姫に限ってそんなことは・・・。
さすがタンタラス団、いい演技ですね。私も涙が出そうです・・。
ダガー:そうかしら?へたくそねーっ。やっぱりシナだからだわ。
・・ダガーさん、タンタラスのこと嫌いなんですか?まぁいいでしょう。
というかあれマーカスさんじゃ・・。どうやらダガーさんはまだシナ説を捨て切れていないようです。
マーカス(仮):信じるんだ、信じれば必ず願いは叶う。
ダガー:(・・信じてもジタンは帰ってきてくれない。お腹の子はどうするの!?
何かシリアスかと思ったらやっぱり変な方向に・・(汗)
マーカス(仮):太陽が祝福してくれぬなら、ふたつの月に語りかけよう!
    おお月の光よ、どうか、私の願いを届けてくれ!
はあ・・心に訴えかけてきますね。あっ、マントをとりますよ・・。


マーカス(仮):お前に会いたいんだ、ダガー!!


出てきたのはシナさんかマーカスさんか・・・ってええ!!!??
ダガー:・・・・・・・・!
ジタン:ダガー、前のようにオレを抱きしめてくれよ!
さすがのダガーさんも硬直です。そこからでてきたのは・・そう、ジタンさん。
読者の方ならわかりきったことですが、ダガーさんは初めて見る光景ですから。
その中で、にっこり笑ってジタンさんがダガーさんを見つめています。
周りは続かない劇にどよめきが大きくなっていますね。それはそうでしょうね・・。
「今まであの女に近づこうとした人間はいないのに」・・とかそういう感じもありますね・・・。
そしてダガーさんは。
ダガー:・・ジタンっ・・・。
やっと声がでましたね。絞り出した声です。涙が止まってないです。
ああ・・やはりダガーさんも1人の恋する乙女だったんですね・・。
今だけは腹黒というのが忘れ去られてしまいますよ・・。
ジタン:ダガー、来てくれよ。お前がいなきゃ、寂しくて死んじゃうよ!
「スゲェ告白だ!!」とか周りの人が思ってます。
「あの女の婿になろうとするなんて天晴れだ」とかいう感じですね。
ダガーさん、相当周りの評価悪いですよ。
でもそんなこと気にせずダガーさんはジタンさんに近づこうとして、
ドアに走ろうとし・・・
ダガー:ジタンっ!!
ジタン:ダガ・・・ってぎゃあぁぁあああぁぁっ!!!
って本編と違うじゃないですか!(そうじゃなきゃつまんないやんby空)
ジタンさんが叫んだのも無理ないです。
何飛び降りてるんですかダガーさん!新手の自殺ですか!?



ぼふっ!!



ジタン:・・・あ・・危な・・。
しかしジタンさんはさすが盗賊。何とかダガーさんを受け止めました。
「死なせりゃよかったのに・・」とか言う声と共に舌打ちの声が周りから聞こえてますが、
完全に有頂天のダガーさんには聞こえてません。ジタンさん、いづらそうです。
ダガー:ジタン・・ジタン!会いたかったよぉ〜〜〜。
ジタン:ダガー・・ただいま・・・。
ダガーさんは泣きながら必死にジタンさんにしがみついてます。
何すかこのラヴラヴシーンは。周りの人引いてますよ。
って言うかうぃらぶでこんなマシな映像流しちゃだめじゃないんですかいくうちゃん。
(他にどう書けって言うんだよ・・くうちゃん呼ぶなby空)
ダガー:まさかジタンがここにいるとは思わなかったわ・・。
    でもでもっ、何だか演技がうまいから、ジタンかなって思って・・。
ジタン:オレってわかったの?すごいなー、ダガー。
ダガー:愛の力でなせないものはないわっ。
ダガーさんは、さっきまでマントをかぶっていたジタンさんを低レベルだとか、
シナさんだと思って演技がへたくそだとか言っていたことを完全に忘れているようです。
いやー・・愛の力っていうのは恐ろしいですね。都合の悪いことを脳内で完全に抹殺できるんですから。
ダガー:ジタン・・・。
言いたいことはたくさんあるのに、言葉が出てきません。
さすがにここではダガーさんでもふざけられないですよね・・。
ジタン:・・何?
ダガー:今すぐここで結婚しようっ・・・・!!
ジタン:え゛・・・・(滝汗)
・・絞り出た言葉がそれですか。まぁダガーさんらしいですね。
今度はジタンさんが硬直です。こんな場面でもプロポーズされてます。
ダガー:何?嫌なの?私がいなきゃ寂しくて死んじゃうって言ったじゃない!
    だったら結婚すればいいのよっ!
ジタン:いや・・でも・・すぐには周りの人が許してくれないって・・・。
ダガーさん、早速ジタンさんを困らせています。
真っ赤な様子なのが、さらにダガーさんに萌えを与えてますね。
周りの人はぶんぶんと首を横に振っていますね。
どうやら誰も欲しくないようです。貴族たちも嫌がってますね。
ダガーさん、あなた本当に嫌われ者ですね・・。可哀想に・・(同情)
ダガー:そんなのここで黙らせてやるわっ。ここで誓いのキスだろーと何だろーとやってやるわよ!
ジタン:えっ・・そんなの無理!こんな公衆の面前で・・!
ダガーさんすっかりやる気です。ジタンさん嫌がってますが、
そもそも公衆の面前でこんな甘々な展開繰り広げてて、
今更何言ってるんだって感じですよね。

周りはもう放心ですが。
ダガー:ジタン・・するは一時の恥しないは一生の恥よっ!
ジタン:いやそれ言葉違うし!?
ダガー:いいのよっ!ジタン結婚しようよ〜〜!
何でしょうこれ。言葉じゃ表せませんね。
あっ、ついでに正しい言葉は『聞くは一時の恥聞かぬは末代の恥』です。
意味は自分で調べてみてくださいね。
そしてボケボケ甘々な展開にくうちゃんもさすがに飽きたようです。さぁここで。
ブランク:ちょぉおおぉっっっとぉお待ったぁああぁぁあぁああ!!!!!
ジタン:ぎゃああぁああぁぁぁあぁああっっっ!!!!!
ダガー:きゃああっジタンーーー!!
ここでブランクさんがスライディングでジタンさんを掠め取りました。
っというかものすごい形相でしたよ。目が隠されているはずなのによく見えますね。
どうやら愛しい人は愛の力でわかるようです。
ダガー:そんなキモイ解説いらないわよっ!
・・・その通りですね。今くうちゃんもそう思っていたようです。
さてはてブランクさん、ジタンさんを奪ってどういうつもりなんでしょうか?
ブランク:結婚とは聞き捨てならないな!
ダガー:何よっ今頃飛び出してきて!
確かに。ダガーさんさっきから結婚結婚言ってたのに登場が遅いですよね。
ジタンさんはブランクさんに口をふさがれているようです。
「何だか面白いことになった」みたいな顔でタンタラスの皆さん押さえつけるの手伝ってますよ。
ダガーさんのメガフレア並みの睨みもバクーさんには効いてないみたいですね。
シナさんには効いてましたけど。もらしかけてそうですけど・・・平気でしょうか?
ダガー:ジタンから手を離してよっ!
ブランク:ハッ!お前みたいな害虫にジタンを盗られるとわかっていて離すバカがどこにいるんだ!
何だか変なことになってますね。ブランクさん、あんまりダガーさんを怒らせないほうがいいですよ?
ダガー:そうよ、ナレーターの言うとおりだわ・・ジタンが帰ってきたんだもの、
    たっっくさん召喚獣飛ばせるんだからねっ!
ブランク:今俺を攻撃したらジタンも巻き添えになるぜ?
そこでダガーさんがうっとつまります。
というかジタンさんが帰ってきたから召喚できるってどういう意味でしょうね。
まぁそこはよく考えてもくうちゃん自身もわかってないから無駄ですよ。
ともあれ今ジタンさんが捕まったこの状態では、ダガーさんは召喚できないことに変わりはありませんね。
周りの観客が目の前のある意味の地獄絵図にビビッてますが、帰したほうがいいんじゃないでしょうか?
ブランク:ふっ・・さすがにジタンの命は惜しいよな。よしジタン、これから俺と結婚式だ!
     お前にウェディングドレスを着せてやるぜ!白を基調にして青い飾りとかどうだ?
ダガー:キモイ発言するな!読者が離れたらどうするのーっ!!
ブランクさん爆弾発言。確かに世界には同姓同士で結婚できるところもありますけど・・。
でもジタンさんすごい嫌がってるし。そりゃそうですよねぇ。
涙目でぶんぶん首を横に振っているのが逆にブランクさんを誘っているようです。
ダガーさんの叫びはある意味くうちゃんの気持ちの代弁ですね。
まぁいままでこの小説読んでいた心臓と胆が強い人は平気でしょうね。
ブランク:俺はお前のことよーく知ってる・・。俺はお前を幸せにできる!断言するさ!
ダガー:いやああジタンっそんな汚い道歩んじゃだめよーーっ!!
ジタンさんの手をとってブランクさんが言います。ダガーさん必死に止めようとしています。
ジタンさんは涙を滝のように流して嫌がっていますが、感動の涙とブランクさんは勘違いしているようです。
タンタラスの他の人たちがまだ押さえているのでジタンさん動けないようです。
シナさんがにやけているのは、「これでガーネットちゃんをもらえるずら!」とか思っているんでしょうね。
無理でしょうけど。
ブランク:ジタン・・お前がそんなに喜んでくれるなんて思わなかった・・。
     よし!今ここでこの女や周りのやつらに俺たちの愛を・・、


ぶちん。


何かが切れました。
切れたって言ったら皆ダガーさんがキレたのかと思いますか?
いえいえ、ダガーさんを見ても普通の状態です。
ダガーさんじゃないならキレたのは誰か、もうわかりますね?
ジタン:お前なぁ・・・・・・。
ブランク:いだだっジタンやめろって!嬉しいのはわかるけど・・、
ジタン:お前となんか絶対ヤダ!!
ジタンさん否定してます。いやさっきからしてましたけどね。ダガーさんが嬉しそうです。
タンタラスの方はジタンさんが怒ったことに気がつき、
ジタンさんのとばっちりは食らいたくないのでジタンさんから離れます。
調子がいいですねー。・・そしてジタンさんは烈火みたいには怒らないようです。
どちらかというと流氷のような感じですね。
ブランク:嫌よ嫌よも好きのうち、ってか?可愛いなぁジタン!
ジタン:・・・『盗賊の証』。
ブランク:ぐぎゃああぁぁぁああぁああぁぁっ(固定9999ダメージ)
問答無用で盗賊の証放ちました。トランス時以外ではジタンさんの最強の技ですね。
セリフの「!」がないことに余計悲惨さがうかがえますね。
ブランク:ジ・・ジタン・・過激な愛にもほどがあるぜ・・・・。
ジタン:何が愛だっ!
ブランク:うギャっ!!
ガスッ!!とか言う音を立ててジタンさんがブランクさんを足蹴にしてます。
さすが流氷、殺すオーラがにじみ出てますね。観客震え上がってますよ。
ブランク:痛い・・けどイイ感じだよこれ・・・。
ブランクさんがだんだん変態になって来ましたね。(いやうぃらぶでは元から・・by空)
あれ?視界がぼやけて何も見えませんよ・・・・(滝涙)(ただの演出ですから気にしないでby空)
ジタンさんの目がだんだん本当の氷になっていることに気がついていないのはブランクさんぐらいですね。
口元が悪魔の笑みになってます。『氷の微笑』って感じですね。
ジタン:ダガー、ちょっとこっち来い。
ダガー:何?
ブランクさんを左足で踏んづけたまま(ブランクは快感らしいので(・・・)抵抗してない)、
ジタンさんはダガーさんを自分のところにこさせました。
ご存知の通りダガーさんはジタンさんのことが大好きですから、ジタンさんが来いというのならもちろん来ます。
ブランクさんの表情がむっとしたものになります。
他のタンタラスの方はもう観客ですね。ジタンさんがこれからどうするのか見ています。
ジタンさんはブランクさんから離れ、後ろのほうに歩きます。
「ブランク踏んづけていけ」とジタンさんがいうので言われたとおりダガーさんの方は、
ハイヒールでブランクさんを踏んづけて、
(悪い子もよい子もこんなことしちゃダメ。骨折れる可能性もあるので)
ジタンさんのところに来ました。ブランクさんはハイヒールが効いたようです。
ジタン:迷ってたけど、迷ってた暇なんてなかったみたいだ。
ダガーさんがジタンさんのところに来ると、ジタンさんが意味深に話し始めます。
観客(タンタラス含む)もじっとジタンさんを見ています。もちろんダガーさんやブランクさんも。
ジタン:ブランク、オレの一番大切な人って誰だと思う?
ダガー:(私に決まってるわ!そうよね、ジタン♪)
ブランク:それは俺に・・、
ジタン:オレ自身だよ。
ジタンさんの意外な言葉にダガーさんやブランクさんだけでなく、他の人も驚きました。
ダガーさんがっかりです。
ジタン:オレが一番大切だから、オレは幸せになりたい。
    その幸せのためにこれからオレが必要としているのはな。・・・ダガーなんだよ。
最後はジタンさんらしく真っ赤です。観客とタンタラスの面々の前で告白です。
これこそ『未成年の主張』ですね。え?違う?・・まぁそれは置いといて。
ジタン:さっきまで迷ってたけどな、ブランクのおかげで吹っ切れた。
    ・・・・結婚しようか、ダガー。
ダガー:ジタンっ・・・!絶対そう言ってくれると思ってたわ!!
ダガーさんをまっすぐ見つめて、ジタンさんが言いました。
ダガーさん感涙の涙でいっぱいです。ヒロインらしくて逆に怖いですね。
ブランクさん大ショックです。他の人は幸せな(?)展開に拍手。
何だか女性のほうは嫌がっているみたいですけどね。
「あんなイケメンがどうしてあんな腹黒女王を伴侶にしようとするのかしら・・」って感じですね。

ジタン:(オレはダガーといられればいいんだ。どんなに腹黒でも、性格歪んでても・・。




毎日自分を(不純に)想う声が聞こえた。
(汚れている)ダガーが歌う(唯一)綺麗な歌が聞こえた。



生きて帰ってきて欲しい。



細かな感情は歪んでいたとはいえ、ダガーさんのジタンさんに対する愛情は本物だった。
だからこそジタンさんは帰ってきたのです。(うわーシリアスだよこれby空)


ジタン:ダガー、オレとの未来を見てくれる?
ダガー:もちろんよ。
ジタンさんが他の人に聞こえないようにぼそぼそといいます。
ダガーさんはもちろん即答です。
ジタン:・・オレが、今からダガーをアレクサンドリアから拉致しても?
ダガー:何にも言わないわ。スタイナーやベアトリクスがいない生活なんて、とっても幸せよ。
    ジタンといられればそれだけで幸せだけど、ね。
ジタン:・・そうか。
ダガーさんらしい答えにジタンさんも安心したようです。
そして今度は観客、そしてタンタラス(戦闘不能のブランクさんを入れて)を見ました。
ジタン:今宵お集まりの皆様・・とても不思議な展開ですが、ここで劇は終わりたいと思います。
    後片付けはボスやルビィに任せて、オレは今からアレクサンドリア女王を拉致します!
    ・・走れ、ダガー!
高らかにそう告げて、ジタンさんはダガーさんの手を引いて走る。
舞台の背景を軽々と飛び越え、どこまでも走りました。
城を出て、街を越え、国を出ました。
残った観客は不思議な展開ですが、“現実”のドラマチックな、拉致という名の“駆け落ち”を目の前で見て、拍手喝采です。
タンタラスの方たちは呆然。
ジタンさんを失い、さらにめちゃくちゃな舞台の後片付けをさせられることになりました。
ルビィ:・・普通ジタンも手伝うもんやあらへん?
バクー:・・いいさ。ただしあいつぁ今度タンタラススーパーウルトラデコピンを食らわすようだな・・。
シナ:ガーネットちゅあわぁぁぁぁん・・・。
ブランク:ジタンぅぅぅぅ・・・。
マーカス:2人ともあきらめるっス。所詮その2人の顔と性格と性別じゃ無理だったんっスよ。
何気に酷いマーカスさん(最後の性別というのはもちろんブランクさんだけに言いましたが)
を置いて、タンタラスの方は納得。
何だか無茶苦茶な展開ですが、とりあえずこれからもアレクサンドリアとタンタラスは大丈夫そうです。



スタイナー:姫様ーーっ!!?どこにいかれたのでありまするかーーっ??!
ベアトリクス:あらあらまぁまぁ・・(うふふ・・これは好都合だわ!)
事情を知らなかったスタイナーさんは(ベアトリクスさんに振り回されていました)
この後彼にとって最大級の悲劇を知ったのでした。






















そしてジタンさんとダガーさんは。

ジタンさんが用意していた小型の飛空挺に乗り込んで、大空を翔けていました。


ジタン:ダガー・・これで本当によかったのか?
ダガー:何が?
ジタン:アレクサンドリアだよ。ダガー・・これから女王だったのに・・。
    ダガーをさらうんじゃなくて、オレが王になったほうがよかったのかな・・。
頭がようやく冷えて、ジタンさんが慌て始めました。
何をいまさら、という感じですが、ジタンさんはやはりアレクサンドリアを気にしているようです。
ダガー:そんなこといいのよ。きっとベアトリクスがスタイナーとやってくれるでしょ。
    それにね、ジタンには王になってほしくないの。
    ジタンは自由な風だから。縛り付けたくないのよ。
ジタン:ダガー・・・・(じーん)
ダガー:(・・本当はジタンが王なんて素敵な図他の奴らに見せたくないだけなんだけどね・・)
ヒロインらしい言葉だったのに、やっぱり最後がダメですねダガーさん。
まぁ最後は心の言葉なので、ジタンさんにはヒロインらしい言葉しかわからなかったんですが。
ジタン:・・ありがとう、ダガー。すげぇ好きだよ・・。
ダガー:ジタン・・。
あーあーあーあー見つめあっちゃって。これが小説でよかったですね。
くうちゃんアニメとかだとこういうの見れなくなるんですよ(ほっとけby空)
ジタンさんの顔とダガーさんの顔が近づいて・・そして・・。


ばふっ。


ダガー:・・え?
ダガーさんが抱きしめられました。せっかく目を閉じていたのに雰囲気台無しです。
さすがジタンさん、決めるところで決めてません。
抱きついたままジタンさんが甘えているみたいなので、
それはそれでダガーさんは嬉しかったんですが。乙女の願望はやはりありますよねー。
ジタン:2人っきりで暮らそうな。ダガーのいる場所がオレの『いつか帰るところ』だから・・。
    誰にも踏み込ませたくない・・・・。
ダガー:・・・ジタン・・・もちろんよ。
意外と独占欲強いんですねジタンさんも。というかここのダガーさんが『いつか帰るところ』でいいんですか?
(うぃらぶのダガーでって言う意味ね。by空)
ジタン:・・もっかい言う。大好きだよ、ダガー。
ダガー:えっ?・・待っ・・、
・・・・あ。決めましたね。ジタンさん。さすが役者。
読者が求めるところで決めないでなーんだとガッカリしているところ(え?してない?)で決めるとは。
というかぶっちゃけあの展開で行くとくうちゃんが恥ずかしかったんですね(うっさいby空)
ジタン:・・・誓いの、ってところかな。
くさい!スゲェくさいセリフです!それでダガーさん感動していますが。





でもまぁなにはともあれ・・・。
ハッピーエンドですね。




















〜ダガーED End.〜








* * * * * * * * * * * * * * * * * * ダガーED ミニあとがき * * * * * * * * * * * * * * * *
「予想通り?やっぱり王道!?」のダガーED、いかがだったでしょうか。
後半がちと無理矢理な気も自分でするのですが(汗)気に入っていただけると嬉しいです。
他の苦心したEDに比べると、これだけはイメージがすぐ固まって、ササーッと書くことができました。

作中でジタンが「好き!」といっているのは3つの中でもこれだけです。
だって自分の本命だから(贔屓)ガネジタ大好きです。

ブランクがキモくて申し訳ないm(__)mペコリ
クジャがいればそれでよかったのですがいないのでブランクにキモくなってもらいました。
ごめんブランク。好きだよブランク。(ホントかどーか)

ここまで読んでくださってありがとうございました。
残る2つのEDを見たい方は↓からどうぞ。



ビビED   エーコED





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